天空の城ラピュタ5
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<前回のあらすじ> あれだけドーラ一家を毛嫌いしてたにもかかわらず、パズーは自分だけの力じゃシータを救えないとようやく悟り、手のひら返してドーラ一家と手を組み要塞へ殴りこみをかけに行く。 …さて、とっ捕まったシータですが、部屋に閉じ込められていよいよ気が狂ったのか、はたまた生理前でイラついてるのかわかりませんが、「リーテラトリバリータウルスアリアロスバルレトリー」と思わずベロを噛み切っちまいそうな独り言をブツブツ言い始めます。 …するとアラ、ビックリ!ロボット兵がムクムクと起き上がってくるではありませんか。どうやら間違ってパルプンテを唱えてしまったようです。 ↑飛行石とともにムスカのオデコも光ります。 さてさてこのロボット、「単なる腕がダラーンってなってるファンタジーなガラクタだろぅ」とナメていたら、なぜか破壊活動に精通しているらしく意外な戦闘能力の高さを見せ付けます。で、朝飯前の運動ばりに暴れて暴れて暴れまくります。んでもって要塞はパニックのズンドコへまっさかさまに急降下♪ まさか小娘の独り言でこんな大惨事になろうとはお釈迦様ですら気がつきますまい。 ↑イイ感じで燃えてます。 幸いロボットは「シータ(王女様)に手を出す奴は全員殺す!王女様の言いつけは絶対!」という頭の弱いロボットだったので要塞をガムシャラにボコボコにしまくり、さらには要塞の外にまでお越しいただいて愚かな兵士達をブリブリ殺生し始めます。 とりあえずシータは漁夫の利的に脱獄に成功し、ニッコリ印。 …となるハズでしたが、一つ誤算がありました。 どうやらロボットはシータを救出しに来たと言うより、単に破壊しやすい良い漁場を教えてもらったから破壊しまくってるだけらしく、シータの逃げ道の橋まで「えいや!」とビームでチョン切っちまいます。 ロボの暴走に「アリャリャ」と泡食ったシータも当然フルダッシュでトンズラこいて、世紀の破壊劇がおっぱじまります。 しかしこのロボットなかなかイーイ感じでビームをビュンビュン弾き飛ばしますので、見てる方も頭ん中にヤバイ感情やら腐汁やらがバッコンバッコンと湧いてきやがるので注意が必要です。思い思いに清清しく全てを破壊するのは一種の解脱なんじゃねえか!って妙に仏教じみた悟りを得られるところも宮崎御大のマジックなのでしょう。 …とそこに彗星のごとく、ドーラ一家WITHパズーが現れます。 しかし残念なことにこのパズー彗星、ニアミスかますも救出大失敗!思わずドーラも土下座でメイクライってわけで、冷や汗握った拳もさすがにプルプル震えてまいります。 仕方なく「ワンモアトライ!」…のハズがあっさり破格の大出世を遂げた飛行戦艦「ゴリアテ」がちゃっかり上空からロボットめがけて大砲撃→ロボットお陀仏と、いきなり蝶の羽根が生えて完全覚醒。ロボットは肝心なところで極楽浄土。しかも砲撃の破片がドーラにまさかの直撃をくらい二人はまっさかさまに海へ落ちていきます。 一体この二人は何しに来たんでしょうか。 さて、今までスクラップだったロボットが、めでたく再びスクラップになりましたが、懲りずにパズーとドーラが再びシータを救出に来ます。 個人的にここがラピュタの最大の見せ場と言うか濡れ場なのですが、ドーラの「最後のチャンスだ、すり抜けながらかっさらえー!」「ハイ!」とわけわからん掛け合いのもと、パズーが空前絶後のありえないスタントで残念ながら救出は成功しました。 ↑よーく見るとパズーの顔はシータのオッパイに埋もれてます。 一方ムスカ大佐でございますが、ロボットに襲われて要塞と運命をともにしたと思ったらなんとちゃっかりハルマゲドンを生き延びてやがったご様子。 しかしロボットが破壊され安全になったのを確認するやいなやタイミングよくご登場。「しまった!ゴリアテは何をしているんだ!」…ととりあえず誤魔化していますが、ヘタレが再び露呈されました。さすが序盤でシータのビール瓶一撃でバタンQしただけのことはあります。 シータを救出したパズーは、ドーラと共にダッシュでトンズラ。 さ、地獄はまだまだ始まったばかりです… …続く!…のか? |